防火管理者
防火管理者とは、火災発生の防止と火災発生時の被害を最小限に抑えることを目的とする人物の事をいいます。日常的な火気の管理や消防設備の維持、避難訓練を遂行できる技術も求められます。
人の命に直接関わる資格になり、火災時などは一歩間違えれば恐ろしいことにもなりえるため、非常に責任能力の求められる資格になるのですが、なんと2日間で取得可能です。
細かく分けると防火管理者は「甲種」、「乙種」の2種類に分類され、甲種は2日間、乙種は1日間の受講が必要になります。消防機関などで講習を受けることにより資格の取得が可能です。
算定人数が30名以上になる店舗や病院、飲食店など、または算定人数が50名以上となる学校、共同住宅、事務所などでは、防火対象物に防火管理者を選任する必要があります。
防火管理者の主な仕事は、収容人数の管理、火気の使用または取り扱いに関する監督、消防の際に利用する設備や消防用水、消火活動上必要な施設の点検等になります。
食品衛生管理者
食品衛生管理者とは、一言で言うと食品の安全管理を行うための管理者になります。食品衛生において管理が必要とみなされた工場や施設に専任の食品衛生管理者を配属するように義務付けられています。その工場や施設において、安全な食品の製造や加工を実現させるために設けられた有資格者のことです。
また、最近の日本では食の安全性が話題に上がることが多いです。生ものや加工食品など、少々高くても安全な食を求められることが多いため、食品衛生管理者は重要なスキルになります。
食品衛生管理者になるには数年必要なため、この資格を持っていると様々な仕事に活かすことができます。
食品衛生管理者の資格を持っている方は、更にその上の資格にステップアップも可能です。食品衛生管理士という資格があります。
呼び名は似ていますが、管理士になるためには管理者としての実務経験が20年必要になり、ステップアップした際には食品衛生を向上させるための業務を行うことができるようになります。