航空整備士
飛行機を安全に運航させるには、万全な整備と点検が欠かせません。
航空整備士は、航空機の整備や改造を行うのに必要な資格です。
取り扱える航空機の大きさや業務経歴によって、整備全般を担う一等航空整備士、二等航空整備士、保守および軽微な修理を行う一等航空運航整備士、二等航空運航整備士、航空機各系統別の専門的な整備を行う航空工場整備士の5つに分かれています。
また、飛行機、ヘリコプター、滑空機など航空機の種類・型式によってもライセンスが違うため、整備士は扱う航空機の型式ごとに資格を取得する必要があります。
主な勤務場所は空港や整備場ですが、屋内で整備を行う場合もあります。 航空機が運航していない夜間に作業をすることもあるので、労働時間は24時間・土日出勤もありのシフト制の勤務が一般的です。
整備士の初任給は決して高くありませんが、大手勤務、一等航空整備士などで高収入を目指すことは可能です。
海上保安官
海上保安官は、船や航空機の操縦、整備、通信技術などの国家資格を持ち、海を安全に航行できるようにする仕事を担当します。
海上での犯罪では、容疑者や犯人を逮捕する権限をもっています。
海上保安官の仕事は、犯罪の取り締まりや遭難した船の捜索、救をおこなう警備救助業務、灯台や標識を建設したり航路に導く航路標識業務、海の状態を測量して海図にまとめたり、情報を提供したりする水路業務の3つに分かれます。
海上保安官になるには、「海上保安大学校学生採用試験または海上保安学校学生採用試験」「海上保安官採用試験(特定の有資格者対象)」「国家公務員採用試験の専門職試験(高卒程度)」の3つの試験があります。
海上保安大学校学生採用試験については、海上保安大学校を参照してください。海上保安学校学生採用試験を経て学生となった場合は、140100円のほか扶養手当や期末・勤勉手当が支給されます。